IT業界でのキャリアプランに悩んでるんだけど年収の高い職種ってあるのかな?!
こんにちはJun(@JunNomad)です。
IT業界でキャリアプランを検討する際、どの職種でプロフェッショナルを目指せば、高い年収を獲得出来るのか気になるところですよね。
本記事では、2020年版ITエンジニアで年収の高い職種トップ10をご紹介していきたいと思います。
第1位: AIアーキテクト
ここでのAIアーキテクトは、人工知能を活用したシステム開発やマネージメント、プロジェクト管理を行うエンジニアを指します。
平均年収
アメリカでのAIアーキテクト職の平均年収は「144,000USD」、日本円で約1,500万円にも到達するそうです。
※年収などは公表している機関やサイトにより異なりますので、あくまで目安として考えておいてください。
必須スキル
AIアーキテクト業務では、まず人工知能(AI)技術に関する概念的な理解が必要となります。
またAI開発で頻繁に利用されるプログラミング言語の「R」や「Python」といった知識も必要です。
加えて、「機械学習」や「深層学習」といった知識を身につけることで、AIアーキテクトへのキャリアが開かれます。
第2位: データサイエンティスト
データサイエンティストは、データに基づいて合理的な意思決定が行えるようなエンジニアを指します。
組織毎に役割は異なりますが、「データマイニング」「データ分析」「データクレンジング」「データ整理」などを行い、価値のあるデータをピックアップします。
平均年収
データサイエンティストの平均年収は「140,000USD」、日本円で約1,450万円となるそうです。
必須スキル
データサイエンティスト業務では、統計学の知識を基本に、ビッグデータやデータ分析ツールの知識が必要になります。
プログラミング言語では、AIアーキテクト同様「R」や「Python」が人気のようです。
第3位: クラウドエンジニア
クラウドエンジニアは、クラウドコンピューティングを活用したインフラの設計・構築・運用を行うエンジニアを指します。
代表的なクラウドサービスとしては「AWS」「Microsoft Azure」「GCP」などが挙げられます。
近年多くの組織がクラウド移行を進めていることから、需要が高まっている職種です。
平均年収
クラウドエンジニアの平均年収は「139,000USD」、日本円では約1,450万円となり、データサイエンティストとほとんど同じ結果となっています。
ただ日本国内においては、おそらく現状アメリカの半額程度なのかなといった印象を受けており、今後の成長に期待する職種かと思います。
必須スキル
クラウドエンジニア業務では、クラウドコンピューティングの概念的な知識に加えてLinuxの取り扱い方が必須知識と考えた方がよいでしょう。
もちろん各種クラウドサービス毎の特性とDevOpsに関する知識も必要になってきます。
第4位: ビッグデータHadoopエンジニア
ここでのビッグデータHadoopエンジニアとは、「Apache Hadoop」のような分散処理フレームワーク関連の開発・管理者を指しているようです。
Hadoop自体が、上述しているようなクラウドサービスの台頭により需要が減っているとの見解もありますが、平均年収でみた場合には、まだまだ上位に切り込む需要の高い職種となっています。
平均年収
ビッグデータHadoopエンジニアの平均年収は「132,000USD」日本円で約1,420万円となっています。
必須スキル
ビッグデータHadoopエンジニアの業務では、サーバーサイドのシステム開発に関する知識が必要となります。
基本的なLinuxOSの使い方はもちろん、サーバーサイドのプログラミング言語、データ分析の理解、SQLとデータベースの取り扱い方法が知識として必要です。
第5位: データウェアハウスアーキテクト
データウェアハウスアーキテクトとは、その名の通りデータウェアハウスを管理するエンジニアのことを指します。
ではデータウェアハウスとは何かというと、1つのデータベースだけでなく、様々なシステムから集約した情報を管理する中心的な場所です。
平均年収
データウェアハウスアーキテクトの平均年収は「130,000USD」、日本円で約1,360万円だそうです。
必須スキル
データウェアハウスアーキテクトの業務では、「ETL」「データモデリング」「データ分析」の知識をはじめ、アプリやデータベースの障害許容設計の知識も必要です。
また、クライアント/サーバーシステムの基本的なWeb開発に関する知識も必要となるでしょう。
第6位: DevOpsエンジニア
DevOpsエンジニアは、インフラ構築・運用の自動化などを行うエンジニアを指します。
平均年収
DevOpsエンジニアの平均年収は「124000USD」、日本円で約1,300万円となっています。
必須スキル
DevOpsエンジニアの業務では、Linuxの基礎知識はもちろん、DevOpsで利用されるツール類「CHEF」「puppet」「Jenkins」などを扱えるスキルが必要です。
またプログラミングに関する基本的な知識も必要で、コーディングや環境構築、保守などの知識も必要になってきます。
第7位: IoTエンジニア
IoTエンジニアは、IoT製品やIoT開発に携わるエンジニアのことを指します。
IoTとは、パソコンやスマートフォンに限らず、あらゆるデバイスをインターネットに接続する技術のことを意味します。
平均年収
IoTエンジニアの平均年収は「120000USD」、日本円で約1,250万円だそうです。
必須スキル
IoTエンジニアの業務では、「Python」や「Java」といったIoT開発で利用されるプログラミング言語の知識がまず必要です。
加えて、ハードウェア関連の知識やサーバセキュリティの知識に関しても同様に重要となってきます。
第8位: Pythonエンジニア
Pythonエンジニアは、名前の通りプログラミング言語「Python」をメインとして扱うエンジニアのことを指します。
Webシステム開発で利用されているのはもちろん、上述してきたように、AI開発やビッグデータなどでも利用されていることから需要が高くなっています。
平均年収
Pythonエンジニアの平均年収は「118,000USD」、日本円で約1,230万円だそうです。
Pythonは特に海外で人気があり、プログラミング言語の中でも高い水準の収入を得ることが可能です。
必須スキル
Pythonエンジニアの業務では、Pythonの基本的な構文知識はもちろんですが、各種フレームワークの扱い方やPythonライブラリを使いこなせることが必要です。
第9位: RPAエンジニア
RPAエンジニアとは、ロボットを使った業務効率化を推進するエンジニアのことを指します。
ロボットと表現していますが、事務作業の自動化処理などを含めたソフトウェア全般も含みます。
平均年収
RPAエンジニアの平均年収は「115,000USD」、日本円で約1,200万円だそうです。
必須スキル
RPAエンジニアの業務では、プログラミング開発の一連の流れを理解しておく必要があります。
さらにRPA業務用の専門的なソフトウェアを取り扱うスキルも合わせて必要です。
第10位: フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアとは、フロントエンド・バックエンド双方の開発業務をこなすことの出来るエンジニアのことを指します。
日本ではフロントエンドエンジニアを目指す人が多いようですが、海外の現在のトレンドはフルスタックエンジニアに移っているように感じます。
平均年収
フルスタックエンジニアの平均年収は「111,000USD」、日本円で約1,150万円だそうです。
日本国内では、フルスタックエンジニアでもここまでの年収をもらっている人は一握りかと思います。
必須スキル
フルスタックエンジニアの業務では、HTML・CSS・JavaScriptをはじめ、Node.jsや各種フロントエンドのフレームワークのスキルが必要です。
更にバックエンド側のプログラミング言語「Python」「PHP」などの知識とデータベース関連・SQLの知識、ApacheなどのWebサーバー知識も合わせて必要です。
さいごに:ITエンジニアとして年収を上げるなら最新技術をキャッチアップしよう!
本記事では、ITエンジニアとして高い年収を目指したいのであれば検討しておきたいキャリアパスについてご紹介してきました。
どのエンジニアを目指すにしても、プログラミングの基本的な知識をまずは抑えておく必要があります。
しっかりと基本を身に着けた上で、自分自身が目指したいキャリアを歩めるような専門的な知識を身に付けていきましょう。