大学に働きながら通うのは難しいけど、海外の大学みたいなオンラインで学べる教育プログラムには興味あるなぁ。。。
こんにちはJun(@JunNomad)です。
コロナの影響もあってか様々な教育システムが有料・無料を問わずオンラインで学べるようになってきています。
最近では「N予備校」や「JetBrainsAcademy」などが期間限定で無料公開されており、ハーバード大学のプログラミング授業が無料で受けられることも、先日話題として上がりました。
本記事では、さらに注目必至であろう、Googleが開始予定のスキル認定教育プログラム「Google Career Certificate」についてご紹介していきたいと思います。
Google Career Certificateとは
Google Career Certificateは、Googleが提供予定の就職に向けた教育プログラムです。
仕事に直結するスキルが学べる
Google Career Certificateでは、仕事で即戦力となる基礎スキルが学べるプログラムとして提供される予定です。
大学のように、仕事に直結しない知識を学ぶ時間を削ることで、短期間で即戦力となるような人材を育てることを目標としています。
期間が大学よりも遥かに短い
Google Career Certificateでは、1つのプログラムを修了するまでに6ヶ月の期間が設定されています。
大学の4年間と比べるとかなり短いことが分かります。
一方で、現在でも専門学校などは1年~2年で卒業可能な学校も多数あり、今回のプログラムが特別際立ったプログラムというわけでもないように感じます。
学費が安い
Google Career Certificateでは、月々のコストが$50程度とされており、6ヶ月の修了までにおよそ$300程度~で受講可能な学費の安さが魅力と謳われています。
確かに価格に関してはかなり安いことは間違いないでしょう。
一方で、現在無料で教育プログラムを公開している大学などの専門機関も多いため、修了証明証がどれほどの効果を持つのかが重要となる気がします。
Googleが宣伝するような大学の学位と同等には厳しいのでは?
Googleの謳い文句として、大学の卒業学位に取って変われる、つまり同等以上の価値がある教育プログラムになる予定とされています。
しかし、現実的に考えると修了証明証でそれだけの効果を持たせることは、非常に厳しいと考えざるを得ません。
Udacityなどの実例を見ると厳しい
僕自身も受講した同様の教育プログラムとして「Udacity」のFull Stack Web Developerというコースを卒業しています。
こちらのサイトも独自に「nanodegree」というdiploma(学位)を、コースを修了した受講生に与えており、アメリカでは履歴書に記入出来る学歴として評価されているそうです。
ただし、僕自身カナダに1年間滞在していましたが、少なくともカナダではnanodegreeを持っていても、学歴として考えられてはいないなというのが正直なところです。
日本国内では少なくともまず評価されない
日本国内に目を向けてみると、上述したUdacityは知名度の問題もあり、全く評価される対象とはなりません。
Googleが提供予定のコースの場合、Googleというネームバリューにより多少は興味を引けるかも知れませんが、やはり学歴として大学と同等に扱われることは難しいでしょう。
少なくとも、日本の社会構造において、Googleが提供しているサービスだからという理由だけで大学の学位と同等に扱われることはまずあり得ません。
さいごに:Google Career Certificateは注目の取り組み
本記事では、Googleが今後提供予定の教育プログラム「Google Career Certificate」について、ご紹介してきました。
まだまだ発案の段階であり、具体的なカリキュラムの内容などは正式公開されていません。
Googleの宣伝文句も100%実現することは、まずないと考えた方が良いでしょう。
一方で、新たな取り組みとして注目すべきサービスであることは間違いありません。
Googleの提供する教育プログラムを格安で受講出来るのであれば、学位の話は別にして、スキルを磨くには魅力的なサービスとなることは期待して良いでしょう。