技術ブログのQrunchが終了するらしいけどQiitaしかないかな?
他にも技術ブログがあれば使ってみたいんだけど。。。
こんにちはJun(@JunNomad)です。
技術ブログで国内最大手といえば「Qiita」が挙げられるかと思いますが、陰ながら人気のあったサービスとして「Qrunch」の名前が挙げられます。
今回は残念ながら2020/10/31をもってサービス終了となってしまうQrunchに関する情報と今後使っていきたいサービスについての情報をご紹介していきたいと思います。
Qrunchってどんなサービスだったの?
個人ブログとコミュニティサイトの中間的な存在として、サービス提供されていました。
個人ブログで技術的な内容を扱っているサイトは数多く存在しますし、Qiitaのような技術に特化したコミュニティサイトに記事を投稿されている方も同じく大勢いらっしゃいます。
個人ブログとコミュニティサイトって何が違うの?
個人ブログはその名の通り、個人が運営しているブログですので、何を書いても基本的には自由です。
例えば今日は技術的な記事、明日はテレビドラマの感想なんていうブログでも全く問題ありません。
一方で、コミュニティサイトの場合は、ある程度投稿可能な内容が決まっており、投稿内容が相応しくない場合には投稿自体が削除されてしまう可能性も否定出来ません。
Qrunchのような中間サービスのメリットは?
上記の個人ブログとコミュニティサイトの違いだけをみると、なんでも書ける個人ブログで良いじゃんと思ってしまいますよね。
しかし、個人ブログは読者を集めることが非常に難しいという課題があります。
コミュニティサイトであれば、プラットフォーム自体にある程度の集客力があるため、初投稿の記事でも読者に読んでもらえる可能性は高くなります。
一方で、個人ブログではどれだけ充実した内容のコンテンツを作成したとしても、検索で上位表示されるなどしない限り、誰からも読んでもらえない結果となってしまいます。
Qrunchより大規模なQiitaがあるなら良いのでは?
ではQrunchより知名度の高いQiitaに移るのではダメなのでしょうか?
もちろんQrunchを利用していた方が、移行Qiitaに移るのは何の問題もありません。
ただし、上述したようにコミュニティサイトであるQiitaでは、Qrunchよりも制限が多くなってしまうことに注意が必要です。
規制が増えることを嫌う人は多い
上述したように、コミュニティサイトであるQiitaでは、投稿内容に対して様々な規制が設けられています。
ガイドラインに沿った内容で投稿する必要があるため、何でも自由に投稿出来るとは言えません。
もちろん個人ブログを作ってしまえば良いのですが、上述したように個人ブログでは読者を集めることが難しいため、技術記事投稿のモチベーションが無くなってしまう人も少なくないのが実情です。
マネタイズが難しい
Qiitaでは、基本的にQiita内で利益を出すことは出来ません。
どれだけ高度な技術記事や需要の高い記事を書いて、ユーザーからのアクセスが集まったとしても、記事投稿者に報酬が支払われることはありません。
もちろん、投稿者の知名度を挙げるなどの要因とはなりますが、直接的な収入に結びつけることは、Qiitaの制度が変わらない限り今後も出来ないと考えた方が良いでしょう。
Qiitaって問い合わせページみたいなものから直接仕事募集するのもダメなんでしたっけ?
Qrunchに近いサービスならCrieit・Zennが注目か?!
Qrunchに近いサービスとしてCrieitとZennの存在が挙げられるかと思います。
CrieitはよりQrunchに近いサービスで、ZennはQiitaに近いサービスといった印象を受けます。
Crieit
Crieitでは、Qrunchと同じくクロス投稿が可能です。
クロス投稿とは自分のブログ記事と同じ内容を、Crieitなどの別サービスにSEOに問題ない形で投稿する手法で、コミュニティサイトでは禁止されていることが多いのですが、Crieitでは認可されています。
また投稿内容に関しても、技術メインのプラットフォームとして提供されていますが、規制などはなく、自分の好きな内容で投稿することが可能です。
Zenn
Zennは2020年9月にリリースされたばかりの新しい技術知識共有サイトですが、@catnose99さんという元々別サービスの作成で有名になられていた方が作った新しいサービスということで注目を集めました。
Qiitaに似た機能でありながら、Qiitaにはない有料記事制度を取り入れることで、マネタイズの部分に不満を持っていたユーザーを取り込み、今後人気が出るのではないかと予測されているサービスです。
Qrunchの代わりを海外サービスからも探してみよう!
Qrunchの代替サイトとしては、海外のサービスにも着目してみましょう。
知識共有サイトは世界中で展開されています。
dev.to
dev.toは海外の知識共有サービスで、基本的には英語での投稿がメインとなっています。
stackoverflowなどのQ&A形式のサイトとは異なり、Qiitaなどと同じように記事投稿者が知識を共有する一方通行の情報共有サイトです。
Medium
Mediumは、今回サービス終了となってしまったQrunch同様、知識共有サービスではありますが、ブログと同じようにどんなことでも投稿可能なブログ的な側面も持つ海外サイトです。
マネタイズの方法も用意されているようで、日本で人気の「note」もMediumを参考に作られたのではないかとの噂もあります。
日本国内での知名度こそ高くはありませんが、世界的にはシェアも大きく、マネタイズも可能なため、ある意味で狙い目のサイトかも知れません。
さいごに:技術ブログQrunchが終了しても類似サービスはいくつもある
本記事では、技術ブログQrunchがサービス終了するということで、代替サービスとなりうるいくつかのWebサービスをご紹介してきました。
Qrunchは記事のエクスポート機能が提供されているため、別のプラットフォームに記事を移すことも可能です。
どれが良いとは一概に言えませんが、ご自身の環境や目的に合わせて新たな技術共有サイトの利用を検討してみましょう。