マークアップエンジニアはいらない?!たびたび議論されるのはなぜ?

マークアップとかエンジニアじゃねぇから!

コーダーって名乗れよ!

こんにちはJun(@JunNomad)です。

SNSなどでたびたび議論されるマークアップはいらない説について、聞いたことがある人も多いかと思います。

最近では手書きのサイト設計画像からHTMLコードを起こしてしまうようなソフトの登場もあり、将来的に仕事が無くなるのでは?、マークアップエンジニアなんてコーダーと変わらない、など様々な議論がされています。

本記事では、IT業界で働く僕自身の見解を交えながら、マークアップエンジニアはいらない説について、解説していきたいと思います。

マークアップエンジニアはいらない?!

IT業界で働く方、興味のある方であれば、インターネット上でマークアップエンジニアはいらない説について見かけたことがある方も多いかと思います。

そもそもマークアップエンジニアという定義が曖昧なポジションに対して、なぜこれほど毛嫌いしている人がいるのでしょうか。

なぜいらないと言われるの?

なぜいらないと言われるのかについては、「システムでの自動化が進んできたこと」と「基本知識として多くのエンジニアが身につけていること」の2つが要因として挙げられます。

1つ目に関しては、最近ではデザイナーが作成したデザインカンプを自動でHTML化出来るシステムが登場していることにより、エンジニアの業務を侵食してきていることが要因です。

2つ目は、フロントエンド・サーバーサイドに関わらず、Webサイト制作に関わるエンジニアであれば、ほとんど全員が最低限のマークアップ言語を理解しているからです。

あとは、駆け出しエンジニアと呼ばれる方々が、HTML/CSSを学んだだけでエンジニアと名乗ることを毛嫌いしている人が多いことも要因と考えられます。

仕事が奪われやすい領域であることは確か

上述したシステム化されやすい領域であることは否定できません。

マークアップエンジニアの中でも、コーダー的な仕事の部分は、ある程度機械的に行えるため、フォトショップなどからもデザインカンプからほぼデザイナーの希望通りのHTMLが出力されるほど、機能が進化してきています。

最近では、手書きでのデザインをスキャンしてHTML化出来るようなシステムも登場しており、今後も益々便利なシステムが登場することで、マークアップエンジニアの仕事を奪っていく可能性を考える必要があります。

マークアップエンジニアの将来性は?


ではマークアップエンジニアをこれから目指している方、現在マークアップエンジニアとして働いている方の将来性についても予測していきましょう。

結論としては、少なくともマークアップエンジニアが担当する範囲の役割全てが、システムに奪われることはまずありません。

コーダー的な役割の仕事はシステムに奪われる

コーダー的な役割として、出来上がったデザインを指定通りにHTML/CSS化することが挙げられます。

この部分に関しては、システム化が着々と進んでおり、将来性は高くないと考えた方が良さそうです。

Webコーダーに近いスキルしかない方は、システム化の波に飲まれないためにも、今からスキルアップを図った方が良いと言えます。

UI/UXの部分まで考えられるマークアップエンジニアは必要

システム化が進んでいるとはいえ、UI/UXまで考えられるマークアップエンジニアとなれば話は別です。

この辺りのアイデアを生み出す領域に関しては、システムが不得意とする分野でもあるため、マークアップエンジニアとして生き残るためにも重要なポイントとなります。

マークアップエンジニアとして、将来的により活躍するためには、デザイナーよりの仕事、より範囲を広げたエンジニア的な仕事、マーケティングよりの仕事など、Webコーダーとしての仕事プラスアルファの何か専門的なスキルが重要となってくるでしょう。

エンジニアがマークアップエンジニアをいらないと言う理由とは?


では、インターネット上を中心にエンジニア界隈の方々がマークアップエンジニアをいらないと言う理由は、本当にシステム化だけが原因なのかについても解説していきます。

ただのマウント合戦

まずほとんどの場合、インターネット上で行われているマークアップエンジニアいらない論はただのマウント合戦です。

フロントエンドエンジニアやフルスタックエンジニアなどが、マークアップエンジニアを見下していることから匿名を理由に批判しているケースがほとんどです。

実際に現場でマークアップエンジニアなんていらないと声高に叫んでいるエンジニアは、僕個人ではみたことがありません。

簡単なマークアップ言語はほぼ全てのエンジニアが対応出来るから

ただ、実際問題として、Webコーダーと呼ばれるような役割程度のマークアップ言語を使った実装は、フロントエンドエンジニア・フルスタックエンジニア共にほとんどのエンジニアが担当出来てしまいます。

実際、マークアップエンジニアと名乗る方の中には、フロントエンドの動的な部分の実装やサーバーサイドのスキルがないため、マークアップエンジニアと名乗っている方も存在します。

自分自身でHTML/CSSでの実装以外の専門的な知識を身につけないと、マークアップエンジニアの専門家として将来的にも活躍することは難しいと考えた方が良いでしょう。

いらないマークアップエンジニアにならないためには?


では、いらないマークアップエンジニアにならないためには、どのようなスキルを身につけて、自身のキャリアアップを目指すべきなのでしょうか?

今回は一般的なスキル拡張の方法についてご紹介していきたいと思います。

デザイン部分まで担当する

マークアップエンジニアは最もデザインよりのプログラミング領域でもあるため、デザインからマークアップまで全て自分でこなせるエンジニアになる方法がまず考えられます。

デザインは才能による部分が大きいと考える方も多いようですが、最低限仕事でこなすスキルとしてはスクールなどでも身につけることが可能です。

例えばプログラミングスクールのTechAcademyでは、Webデザイン専門のコースを格安で提供しています。

興味のある方は一度無料体験に申し込んでみてはいかがでしょうか。

フロントエンジニアの領域までカバーする

マークアップの領域だけでなく、Javascriptなどを利用した動的なフロントエンド処理まで理解して、フロントエンドエンジニア的な働き方をする方法も一般的です。

最近ではJavascriptのモダンフレームワークが目まぐるしい覇権争いをしており、使いこなせるエンジニアになれば案件取得に困ることはありません。

上述したTechAcademyフロントエンドコースやJavascript特化型のプログラミングスクールCode Villageなどで、専門的なスキルを学ぶことが可能です。

マーケティングに強くなる

エンジニアの領域だけにこだわらず、マークアップエンジニアとマーケティングのスキルを掛け合わせることもかなり有効な方法です。

エンジニアの方は、プログラミング分野だけに固執しがちですが、商品やサービスを作り、マーケティングを行い、Webサイトを作成して販売を行うこと一連の流れがビジネスです。

近年のビジネスではWebマーケティングもWebサイトも新しい事業を始めるには欠かせないものですので、どちらも対応出来る人材の需要は高まるばかりです。

Webマーケティングの分野では、大手DMMグループからDMM MARKETING CAMP(DMMマーケティングキャンプ)という、専門のオンラインスクールも登場しています。

無料でのカウンセリングも受けられますので、興味のある方は話だけでも聞いてみるのはいかがでしょうか。

さいごに:マークアップエンジニアがいらない説は過剰表現


本記事では、マークアップエンジニアがいらない説について、僕なりの意見とIT業界の現場から推測した内容をまとめてみました。

実際、システム化自体は進んでいますが、マークアップエンジニアは今でも必要なポジションです。

最近では、マークアップを専門にしている方は少なく、何かしらの専門知識と掛け合わせることで、自分だけの役割を確保し、需要の高いマークアップエンジニアとしてスキルを磨くことが、目指すべき方向性と考えてもらえれば良いかと思います。

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