システム開発でライブラリってよく聞くけど何のことかイマイチわかってないんだよなぁ。。。
こんにちはJun(@JunNomad)です。
システム開発ではライブラリの使用が欠かせませんが、イマイチ何のことかわかっていなかったり、知らないうちに使ってる方も少なくありません。
今回はライブラリに関する基本的な情報と初心者向けになぜ利用すべきかについてご紹介していきたいと思います。
システム開発で利用するライブラリって何?
システム開発で利用するライブラリは、再利用・再頒布可能なコード(ソフトウェア)を指します。
ある問題を解決するための、各種機能が実装されており、利用者側としては内部の実装を理解せずにブラックボックスで利用することが可能です。
ライブラリの一般的な定義
ライブラリは一般的に下記の定義に基づいて作成されています。
- 問題解決のためのファンクション(メソッド)
- 明確なインターフェース
- 公式ドキュメント
- テスト済みのコード
- 悪意の含まれないコード
- プログラミング言語の規約に沿ったコード
標準ライブラリとサードパーティライブラリの違い
続いてライブラリには大きく分けて「標準ライブラリ」と「サードパーティ製のライブラリ」というものが存在するため、違いや特徴について確認しておきましょう。
標準ライブラリとは
標準ライブラリは、プログラミング言語毎に付属されてくる開発に必須の機能が提供されたライブラリのことを指します。
一般的にファイルシステムやネットワーク接続・JSONのコンバートなど、プログラミング開発でどの言語にも必要とされる機能が含まれています。
サードパーティーライブラリ
サードパーティーライブラリはその名の通り、第三者が作成したライブラリのことを指します。
つまりプログラミング言語に標準で付属するライブラリ以外のことですね。
サードパーティー製のライブラリでは、より用途の限られた専門の機能を提供しており、例えば「描画」に特化したライブラリや「計算」に特化したライブラリなど様々です。
サードパーティーライブラリは、GitHubを始めとしたあらゆるサイトからインターネット経由で入手することが可能です。
なぜライブラリを利用すべきなの?
ではなぜライブラリを利用すべきなのかについて考えてみましょう。
開発時間の削減
ライブラリを利用することは、システム開発の大幅な削減に繋がります。
「車輪の再発明」という有名な言葉があるように、既に作成された機能をあえて自分自身で実装する必要はありません。
利用出来るものは積極的に利用して、オリジナルのシステム開発に本当に必要な部分のみにフォーカスすることで作業時間の削減に繋がるでしょう。
複数からのサポート
ライブラリは基本的に様々なプログラマーが開発に参加しており、みんなで協力して作成されたソフトウェアです。
そのため、自分自身でバージョンアップや不具合調査、改修を行う必要がありません。
もちろん自分自身もライブラリ開発に関わりたい場合には、開発に参加することで自分自身のスキルを提供することも可能です。
信頼性の高さ
人気のライブラリになるほど、多くの企業やプログラマーが利用しています。
様々な環境で利用されているということは、同様に様々なケースがテストされていることに繋がるため、信頼して利用することが可能です。
実装方法の考慮が不要
ライブラリにはドキュメントが掲載されており、使い方に関するチュートリアルが提供されています。
そのため、内部コードの実装を知らなくても簡単に利用することが可能なため、作業量を減らすことに繋がります。
さいごに:システム開発でライブラリを活用して効率アップを目指そう!
本記事では、システム開発で利用するライブラリの基本情報についてご紹介してきました。
ライブラリは多くが無償提供されており、自分で開発せずとも便利な機能が簡単に利用可能です。
ぜひライブラリを積極的に活用して、開発効率の大幅アップを目指しましょう。
ライブラリとよく混同される言葉である「フレームワーク」の違いについては、下記の記事で解説しています。
興味のある方は合わせてご確認ください。