将来は会社員じゃなく自分で起業してビジネスをやってみたいな。
こんにちはJun(@JunNomad)です。
「お金をたくさん稼ぎたい!」「会社員として縛られるのが嫌だ!」「自分で事業を持つ夢がある!」など理由は様々ですが、起業して自分のビジネスを持ってみたい方は大勢いらっしゃるかと思います。
しかし、実際には自営業を含む「起業」をするためにはどのような準備が必要かを把握出来ていない方がほとんどです。
そこで本記事では、起業(自営業)として自分の事業を持ちたいとお考えの方向けに、事前準備として抑えておきたい7つのポイントを解説していきたいと思います。
起業するためには準備が大切!抑えておきたい10のポイント
起業するための準備として10のポイントをまずは先に掲載しておきたいと思います。
詳細の解説については、後述していきます。
- 本当に好きなことで起業
- 最低限の費用を準備
- メンターを見つける
- プロであることの証明
- 業界の調査
- 事業計画を作成
- 顧客と契約の確保
- 専門家によるヘルプ
- 法的な枠組み
- 資金調達先の検討
起業するためのポイント1: 本当に好きなことで起業
実際に起業をするとなると、如何にして事業としての儲けを出すのかはもちろん大切なポイントです。
しかしそれ以前に、特に最初の起業ではこれから始める事業を自分自身が好きかということが非常に大切なポイントとなり得ます。
事業運営にはモチベーションが必要
事業を始めるということは0から1を作り出す作業です。
多くのエネルギーが必要で、自分の思った通りに進まないことの方が多いと覚悟しなければなりません。
それでも挫折せずにやり切るだけの高いモチベーションを保つには、事業内容を自分自身が本当に好きかどうかを非常に重要なポイントです。
時間・お金・体力を懸ける覚悟
事業は片手間で成功させるほど、甘くないことは間違いなく、時間・お金・体力を全て費やすくらいの覚悟で望んでいる方がたくさんいらっしゃいます。
自分自身も事業を成功させるつもりなら、人生の全てを懸けろとは言いませんが、一定期間は事業に生活の大半を捧げるくらいの覚悟で望む必要があるでしょう。
起業するためのポイント2: 最低限の費用を準備
起業する分野により必要な費用は異なりますが、どんな分野でも最低限の資金は必要になります。
事業開始当初はお金が掛かる
特に事業開始当初は、何もない状態からスタートするため、必要最低限の道具・場所などを揃えるだけでも、相応の費用が掛かります。
まず最低限必要なものは何なのかを明確にし、必要な費用を算出することをおすすめします。
無駄な出費はしてしまうものと理解する
事業を始めたばかりの頃というのは、うまく節約して事業を運営する方法も分からなくて当然です。
故に、無駄な出費もしてしまうものと理解して、資金を用意しておくことが肝心になります。
ギリギリの見積もりでは何かあったときに、すぐに事業が失敗に終わってしまう可能性が高くなるため、バッファを残した運営を心掛けることが大切です。
起業するためのポイント3: メンターを見つける
起業をする際、オリジナルのアイデアを考え実行に移すことは大切ですが、先人達の情報を参考にすることも同時にとても大切なポイントとなります。
先人達の経験を活用させてもらう
事業を始めようと考えている分野に先人が全くいないというケースはほとんどないと言っても良いでしょう。
良くも悪くも先人達の成功談・失敗談が数多く存在します。
実際に繋がりのある先輩の意見はもちろん、インターネットなどからも先人達の経験を参考にさせてもらうことは有益と言えます。
コンサルタントサービスも1つの方法
費用は掛かってしまいますが、コンサルタントサービスを利用するというのも1つの方法です。
コンサルティング企業はプロとして事業運営のサポートを行っているため、事業を始める際の根幹的な部分を固めて正しい方向に事業を導くには有益と言えます。
ただし、コンサルティング会社といっても質はピンキリですので、信頼のおける企業に依頼することが大切です。
起業するためのポイント4: プロであることの証明
起業すること自体は、それほど難しいことではなく、手続きさえしてしまえば誰でも事業を始めることは可能です。
難しいのは事業を継続するために利益を出すことですが、そのためにはプロであることを証明する必要があると言えます。
Webサイトの作成
近年ではどんな業界でも事業のWebサイトを持つことは一般的となっています。
インターネットのマーケティングも非常に重要な位置付けとなっており、起業するなら事業用のWebサイトは作成しておくべきと言えるでしょう。
ビジネス用の名刺・メールアドレスなど
ビジネス用の名刺や事業用のメールアドレスを用意しておくこともプロとしての最低限の身だしなみとして必要かなと思います。
名刺などは最近では使う機会が少なくなっている業界も多くなっていますが、念のため用意しておくに越したことはありません。
メールアドレスに関しても、Gmailなどのフリーアドレスでも実運用上は問題ないかも知れませんが、企業としてのドメインを取得し、事業用のメールアドレスを活用することで信頼度が上がることも決して珍しいことではありません。
起業するためのポイント5: 業界の調査
起業をする上で、当然のことですが業界の調査は欠かせません。
事業の立ち位置をしっかりと判断することで、事業が目指すべき方向性もおのずと決まってきます。
情報収集
まずは業界全体の情報、人気企業の情報、トレンド、競合他社の情報など、様々な事業に関連する情報をスタートするところから始める必要があります。
情報は収集して終わりではなく、しっかりと分析を行い、事業計画に反映させていきましょう。
競合・リスク・狙い目の確認
競合他社の調査はもちろん、市場規模、自分の事業が狙う領域など、戦略を立てて後述する事業計画を練ることが成功への近道です。
業界自体は伸びしろが高く、事業のアイデアも素晴らしいにも関わらず競合が強すぎる故に失敗に終わるなんてことも少なくありません。
しっかりと自社が持つアピールポイントを活かした上で、リスクなどを検討しながら、狙い目となる領域を探してみましょう。
起業するためのポイント6: 事業計画を作成
起業して事業を成長させたいのであれば、小規模事業からでもしっかりと事業計画を作成しておくことをおすすめします。
実際に、データとして作成するもしくは紙に記述しておくことで、再度見返すことが出来るようにしておきましょう。
目標と実施すべきことを明確に
事業計画を作成する上で、目標と実施すべきことをなるべく詳細に書いておくことで、進むべき方向性を見失い難くなります。
事業を始めると、予想外のことは多々起こりますが、事業計画を見直すことで、軌道修正する際にも大きく道を外すことを避けられるでしょう。
現実との差が明確化になる
もうひとつ事業計画を作成することのメリットとして、現実と計画との差が明確になる点が挙げられます。
事業計画を作成していないと、曖昧な状態で事業が進んでいく形になりますので、方向性を見失うことも少なくありません。
現実と計画の差をしっかりと認識し、修正すべきところは的確に判断していきましょう。
起業するためのポイント7: 顧客と契約の確保
起業するためのポイントとして、事前に顧客と契約を確保しておくことも重要です。
起業してから顧客探しをスタートするという方も少なくありませんが、リスクを認識しておく必要があります。
仕事がない状態での起業はリスクが高い
仕事がない状態で起業をするというのは、最低でも数ヶ月間無収入の状態が続くということです。
場合によっては、1年以上も無収入が続く可能性も否定出来ません。
起業してしまってからの方が、顧客を探す時間は増やせるかも知れませんが、なるべくリスクを避ける意味でも最初の企業では特に、小規模でも良いので顧客や契約を獲得してから起業することをおすすめします。
業界のネットワーク構築も大切
顧客探しと同時に、業界のネットワークを構築しておくことも大切です。
起業初期は横の繋がりから仕事を受注することも少なくありません。
業界のネットワークを築いておくことで、仕事の獲得はもちろん困ったときに助けてもらえるパートナーを作ることが出来る可能性も高まります。
起業するためのポイント8: 専門家によるヘルプ
初めて起業される方に多いのが、賃金による固定費を抑えるため、なるべく従業員を少なく運営したいといった理由から、全てを自分ひとりでやってしまおうというケースが多々見受けられます。
従業員を少なくして、固定費を抑えて起業することは効果的ですが、専門家に頼るべきところは頼ってしまった方がむしろ効率が良いことの方が実際には多いことを知っておく必要があります。
自分で全てを出来る必要はない
まずそもそも事業内容全てを自分で出来る必要はありません。
日本人に多いのですが、事前準備に時間を描けすぎて、完璧を求めすぎて結局始められないという話は良く耳にするのではないでしょうか。
スキル的にも時間的にも自分で全てをまかなうことは規模が大きくなればなるほど、不可能と言えます。
専門家の力を借りて、自分のスキルを活かせるポイントに集中した方が、事業としての運営がうまくいくことは多いようです。
外部リソースを活用する
では従業員を雇わないといけないのかというとそういうわけではありません。
クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトを活用すれば、ピンポイントで専門家にスポット依頼を掛けることも可能です。
上記以外にも分野によって異なりますが、企業・フリーランスに限らず、専門家を期間限定で派遣している企業は多く存在します。
起業するためのポイント9: 法的な枠組み
起業する上では、法律に関する知識もある程度必要となります。
これも上述したように、自分自身が全てを知識として会得する必要はなく、専門家に依頼することで効率良く事業運営が可能となります。
法律遵守は基本中の基本
根本的な話ですが、起業して事業を起こす際にも関連する法律に遵守することは基本中の基本です。
最低限の法律に関する知識を身につける、または専門家にチェックしてもらうなどして法律に触れることが内容に事業を運営することを心掛けましょう。
税金の節約も大事な事業活動
事業を運営することで大切なポイントとなるのが、節税に関する情報です。
事業を運営するからには、起業としての利益をなるべく多く残したいですよね。
法的な枠組みを遵守することは当然ですが、中でも合法的な節税というのはいくつも存在し、実際にうまく活用出来ている事業と出来ていない事業では、同じ売り上げであったとしても最終的に残る利益は大きく異なります。
この辺りも自分自身で勉強しても良いですし、専門の税理士さんなどに依頼して解決してもらう方法も有効でしょう。
起業するためのポイント10: 資金調達先の検討
事業を大きくしようと思うとどこかのタイミングで、融資呼ばれる資金調達が必要になってくることもあります。
全ての事業が該当するわけではないので、ポイント10選の最後にご紹介させて頂きます。
資金調達方法を検討する
資金調達方法としては、従来よりある政府からの融資、銀行からの融資、金融機関からの融資をはじめ、近年増えているクラウドファンディングによる多数からの融資など様々な方法が存在します。
大規模事業になるほど、基盤となる費用も莫大に膨れ上がるため、到底個人や小規模企業の財力だけではまかなえることが出来ないほど大きくなります。
そんな時は、資金調達依頼を行うことで、より大きな利益を生み出すための強力な資金源サポートを得ることが可能となるかも知れません。
必ずしも必要ではない
上述したように、資金調達は必ずしも起業に必要なわけではありません。
資金調達方法や融資元により異なりますが、必ず借りた金額よりも大きな金額で返済する必要があります。
事業計画がうまくいって利益が出れば良いですが、事業は失敗する可能性も考慮に入れておく必要があります。
資金調達は必要なときに、効果的に取り入れることで莫大な効果を発揮しますが、同時にリスクを伴うことも認識しておきましょう。
さいごに:起業するためにはポイントを抑えた事前準備が成功の秘訣!
本記事では、起業するために抑えておきたいポイントについてご紹介してきました。
起業で事業を成功させるためには、事前準備が非常に大切です。
しかし、準備にばかり時間を掛けすぎて実際に行動に踏み切れないのも良くありません。
事前準備はしっかりと行った上で、自信を持って起業に挑戦してみることが、事業を成功へ導く大きなポイントとなるでしょう。