来月の仕事あんまり獲得出来てないし目標の単価下げてでも案件獲得しておこうかな。。。
こんにちはJun(@JunNomad)です。
フリーランスで活動されている方の多くは、単価交渉について様々な悩みをお持ちかと思います。
個人の状況により正確な答えはない問題ではあるのですが、あまりにも単価を下げすぎている方も少なからず見かけるなといった印象を受けています。
そこで本記事では、フリーランスの単価下げ過ぎ問題について、個人的な見解を含めて注意すべき点についてご紹介していきたいと思います。
フリーランスの単価下げすぎに注意
フリーランスを始めたばかりの方に特に多いですが、仕事を獲得するためだけに、絶対に利益が出ないような単価で仕事を引き受けてしまう人が多いように感じます。
もちろん将来に活かせるから今だけ低単価で我慢するということであれば、一時的に単価を下げてでもスキルや実績を獲得したい案件を獲得するのはありかも知れませんが、多くの方が目先の利益に飛びついているのが実情です。
案件に応募する前に損益分岐点の基準を把握しよう
まず案件に応募する前に自分自身が必要な収入を明確にしておくことが大切です。
例えば1ヶ月で20万円が必要な場合、単純に会社員と同じ労働時間で換算すると、8時間×20日で160時間労働する場合、1250円の時給が必要になります。
つまり案件に応募する際にこの仕事なら何時間で終わらせられるなというのを予測した上で、損益分岐点よりも高い時給にならないと、実際には仕事を獲得するだけ自分自身の働かなければならない時間が長くなり、結果的に疲弊することに繋がりかねません。
今の仕事時給に換算するといくらですか?
例えばライティングを例に挙げると、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトでは、文字単価0.1円以下のような案件に多くの方が応募されています。
しかし実際ライティングではどれだけ書くのが速い人でも、1時間で5,000~8,000文字程度が上限と考えて良いでしょう。
つまり常に全力でライティングが出来ると仮定しても時給800円以下にしかならないということになります。
もし案件獲得にばかり目がいきがちの方は、一度ご自身の引き受けた案件と作業量から時給を算出して、本当に適切な金額で引き受けているのかを検討するべきと言えます。
フリーランスが単価の下げすぎをやめるべき理由
フリーランスが単価の下げすぎをやめるべき理由についても確認しておきましょう。
長時間働けば良いと考えている方は、将来的にみると少し危険な考え方かと思います。
仕事量に限界があるから
フリーランスの場合、基本的には自分一人での作業となるため、作業量自体に限界があります。
つまり、長時間働けば稼げるとはいってもその時間には限りがあるのです。
限りある時間でわずかな収入を増やすくらいであれば、単価を挙げて仕事量を固定してしまった方が良いと思いませんか?
目先の利益に走ってしまい長期的には損している可能性が高いから
一概に言ってしまうと語弊がありますが、単価の低い案件というのは将来性も低いことが多いのは事実として起こっています。
例えば上述したような、ライティングで文字単価0.1円以下で募集を掛けているようなプロジェクトが将来的に適切な単価、平均以上の単価で依頼するようなことはほとんどありません。
基本的に、使い捨て要因として人員を募集していることが大半です。
反対に一般的な単価や平均以上の単価で募集しているところは、クオリティを重視しており、長期的な目線での契約を考えているプロジェクトが多いように感じます。
フリーランスで単価を下げ過ぎるくらいなら働き方を変えてみよう!
フリーランスで単価を下げ過ぎて案件を受注するくらいであれば、働き方を変えて別角度からの収入源を確保するよう試行錯誤してみることも大切です。
自分のサービスを作ってみる
自分のサービスを作って事業収入を挙げることは、フリーランスとして活動するならぜひ挑戦して頂きたい働き方です。
クライアントワークでは、フリーランスといっても企業依存を抜け出せていないため、会社員の働き方と似た部分が多いと思います。
一方で、例えば上述したようなWebライティングであれば、ブログからの収益獲得を目指してみたり、プログラミングが出来るのであれば、自分でアプリを作成して販売してみるなど、独自サービスからの収益確保を検討してみるのも良いでしょう。
チームを組んで案件を獲得してみる
単価を下げ過ぎる大きな要因として、自分では高単価案件を請け負うだけのスキルがないと感じてしまっている方も多いのではないでしょうか。
そういった場合、自分一人で案件をこなすのではなく、チームを組んで高単価案件に挑戦してみるのも良いかと思います。
自分が苦手な部分を他の方に依頼することで、これまで獲得出来なかったような高単価案件を受注出来ることに繋がることも少なくありません。
フリーランスとして単価を下げすぎるくらいなら就職するのもあり
フリーランスとして単価を下げすぎて過酷な労働環境になるくらいであれば、一度就職・再就職してしまうのも一つの手です。
スキルや資金を充実させてから、再度フリーランスに挑戦することで前回よりも良い働き方に改善出来ることも少なくありません。
不足していたスキルを身に付けられる企業を選ぶ
就職する際、フリーランスとして挑戦してみた結果、自分に足りないと感じたスキルを得られる企業に就職することは重要です。
過去の自分と同じ仕事内容を続けていても、再度フリーランスになった際、同じ悩みに直面することは目に見えています。
自分の経歴を活かしながら、不足しているスキルを効率的に身に付けられるような職場を探してみましょう。
副業可の企業を選ぶ
もう一つの方法として、副業可の企業を選び、会社員として働きながらフリーランスとしての基盤を徐々に築く方法です。
個人的には、フリーランスとして働くのであれば、副業で徐々によりは注力してしまった方が良いと考えていますが、単価を下げてでも注力するくらいなら、企業で働きながら副業として始めた方が効率的だと思います。
生活が安定もしますので、爆発的な成長には繋がらなくてもゆっくりとフリーランスとしての基盤を整えたい方にはおすすめです。
さいごに:フリーランスで単価の下げすぎは危険
本記事では、フリーランスで単価の下げすぎ問題について、個人的な見解と注意すべきポイントについてご紹介してきました。
フリーランスで単価を下げすぎると、会社員よりも時間的な制約や労働時間の超過に繋がることは少なくありません。
大事なポイントとして、単価を下げたからといって仕事が一概に楽になるとは限りません。
適切な単価を見極める力と自分自身のスキルをきちんと把握しながら、フリーランスとして効率的に稼げるような単価の案件を受注出来るように調整していきましょう。