リモートワークが一般的になってくると日本国内でも海外でもどこでも作業が可能だな。
それなら海外の労働者を雇った方が安く済むのでは?
こんにちはJun(@JunNomad)です。
コロナの影響で日本国内でもリモートワークが一気に一般的になってきた感があるのではないでしょうか。
リモートワークが広がると、あえて正社員として雇うことをしなくなる企業が増えると予想しており、更にその先には業務さえ完了出来れば日本人じゃなくても問題ないグローバル化が進んでいくとは思いませんか?
そこで本記事では、オフショア開発に焦点をあてて、オフショア開発の意味合いからメリット・デメリット、今後リモートワークが加速するとどのような影響が働き方に現れてくるのかを考察していきたいと思います。
オフショア開発とは
オフショア開発とは、システム開発の一部または全部を海外を拠点とする企業に依託・発注する開発手法を指します。
自社用のシステムを依頼するのはもちろん、受注した開発案件を下請けとしてオフショア企業に協力してもらうビジネスも一般的です。
賃金格差を利用したコスト削減法
オフショア開発では、賃金の安い国(主に東南アジア)に依頼することで、開発コストを大幅に下げることが狙いです。
プログラミング言語自体は、どこの国のエンジニアも共通して利用するものですので、仕様の伝達さえ出来れば開発自体は外国人エンジニアでも行えることから、広く利用されるようになってきています。
例えば東京大学卒業のエンジニアと同じレベルの外国人エンジニアを、日本の半額や1/3程度の賃金で雇うことが出来ることから、一部企業では積極的に活用されているビジネス手法です。
オフショア開発の主要国
オフショア開発で日本企業が依頼する国は主に下記の5つとなっています。
- ベトナム
- フィリピン
- タイ
- インド
- インドネシア
基本的には英語でのやり取りが多いようですが、現地の言語と日本語を扱えるエンジニアを雇って、ビジネスの橋渡しを行う企業も存在します。
こういったエンジニアはブリッジエンジニアと呼ばれており、グローバル化につれ需要が高まることが予想されます。
リモート推進の先にはオフショア開発に注目が集まる?!
日本国内でもようやくというべきか、良くか悪くかコロナの影響でリモートワークを実施する企業が増えてきました。
ではリモートワークが推進されたその先まで少し予想してみましょう。
オフショア開発はなぜ注目される?
リモートワークが推進されると、企業の中には自社で従業員を抱えず、フリーランスなどと単発で契約する方がコストパフォーマンスが高いと判断する企業が必ず現れます。
全員が在宅勤務なのであれば、企業としても案件が稼働している期間だけ契約した方が、コストパフォーマンスが高いですよね。
そうなるとその先には、より安い契約形態としてオフショア開発を検討する企業が増えてくるのも必然ではないでしょうか。
グローバル化は宿命
日本には英語を苦手とする人が多く、言語の壁により一種のガラパゴス化が起きています。
IT業界に関しては顕著で、日本のような多重下請け構造が常態化しているのは世界中でも日本だけではないでしょうか?
しかし、今後間違いなく日本にもグローバル化の波は訪れます。
IT業界は労働者不足とインターネットでどこでも働けるという条件から、かなり早い段階でグローバル化の波を受けることになると予測でき、オフショア開発に関してもより注目が集まるのではないかと推察されます。
オフショア開発のメリット・デメリット
オフショア開発に関しての基本的な情報をご紹介してきましたが、メリットだけでなく、もちろんデメリットも存在します。
今後オフショア開発の導入を検討されている方は、メリットにばかり目を向けているとプロジェクトが頓挫してしまう可能性があることにも注意しておきましょう。
オフショア開発のメリット
まずオフショア開発のメリットですが、なんと言ってもコストパフォーマンスにあります。
上述したように、優秀なエンジニアを格安で雇うことが可能ですし、テンプレートで横展開出来るような開発であれば、対応可能なエンジニアを一気に増やすことで爆発的な利益を生むことも可能でしょう。
オフショア開発のデメリット
オフショア開発の最大のデメリットは言語の壁による仕様理解の問題が挙げられます。
ただでさえ、IT業界の仕様は同じ日本人同士でも理解するのが難しいと言えます。
それが異なる国のエンジニアと意思疎通を行わないといけないわけですから、難しくないわけがないですよね。
また国による性格や文化の違いにも十分に考慮しておく必要があります。
日本のように残業してでも納期には間に合わせるだろうと考えていると痛い目にあいますし、一見デザイン通りに作成されているようでも細部の作りは適当なんてことも珍しくありません。
フリーランスにもオフショア開発を活用するメリットが!?
ご自身がフリーランスとして働いている場合でも、今後オフショア開発のような外国人エンジニアとのパートナー関係は広がっていくものと思われます。
企業が依頼するオフショア開発の規模を縮小したバージョンと考えれば、メリットをイメージしてもらいやすいのではないでしょうか。
個人同士の契約でもオフショア開発は利用出来る
例えば自分自身が英語や他の言語を話せるのであれば、日本で受注した案件を外国人エンジニアに格安で制作してもらうことも可能です。
他にも基本的には自分自身がWeb制作を行うけれども、どうしても手助けが必要な部分のみメンターのような形で外国人を時給で雇うなんて方法も可能です。
フリーランスのグローバル化に対応したプラットフォームも
日本国内ではまだまだ有名では無いかも知れませんが、「Upwork」のような世界中のフリーランスが仕事を探しているプラットフォームも存在します。
日本でいうところのクラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングの世界版です。
フィリピンやインドの優秀なエンジニアに数百円/時間で依頼することが出来たりと、英語を使えるエンジニアであれば活用しない手はありません。
さいごに:オフショア開発は今後のグローバル化の流れで確実に増える
本記事では、オフショア開発についての情報と、リモート推進から今後ますます需要が拡大するのではないかとの予測を解説してきました。
僕自身も簡単な日常会話程度であれば、問題なく英語を話せるので、この分野には注目と同時に徐々にビジネス展開を考えているところです。
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