各国がコロナウイルスの影響により、入国制限などの措置を実施しており、現在では100以上の国で日本人に対する入国制限・禁止措置が実施されているようです。
僕自身、タイへの長期滞在を検討しており、ビザ取得の準備中だったのですが、3月中旬頃より各国の対応が急に厳しくなり、タイも例に漏れず全外国人に対して、英文での健康証明+10万ドル以上の健康保険加入義務が課せられるなどの措置が実施されるため、直前ビザランをしてきました。
本記事では、実際にビザランをしてみた体験談や状況を一つの記録としてブログに残しておこうと思います。
2020年3月22日0:00時点よりタイ入国制限が強化される
タイでは2020年3月22日0:00時よりコロナウイルスの感染拡大防止のため、外国人全員に対する入国条件を厳しくするとの発表がありました。
僕自身現在ビザ手続きの準備でタイに来ていたのですが、まさかの急激なコロナウイルス感染拡大を受けて先週頃より、各国が厳しい入国制限を設けるようになってしまいました。
本来であれば、タイにノービザで滞在出来る30日ギリギリまで滞在して、どこかの国を1週間程旅行してタイに戻ってこようかと思っていたのですが、今回強行スケジュールで1泊2日でのビザランを実施することになった経緯です。
僕がチケットを取ったのが3月19日の夜で、この時点でタイからビザランが現実的に可能な国は「カンボジア」「ラオス」「ミャンマー」の3カ国に絞られていました。
最終的に僕が選んだのが「カンボジア」です。
入国制限直前のタイからカンボジア行きの便はガラガラ
予想では僕と同じようなタイからのビザランの人で結構混んでるのかと思いましたが、タイからカンボジアへの便はガラガラでした。
ほとんどが欧米人で、おそらく合計で20人程度しか乗っていなかった様に思います。
アライバルビザには登場客のほとんどが申請に向かっていたので、多くの方はカンボジアに来るのが初めてだったのかと思います。
自分の前後に並んでいた方しか分かりませんが、申請で滞在3ヶ月などと伝えていたので、タイにビザランで戻るというよりは、タイから出られなくなる前にカンボジアに拠点を移す人が多いように感じました。
実際カンボジアのシェムリアップで一番の繁華街「パブストリート」の近くに宿を取って行ってみましたが、欧米人はまだまだ結構滞在してるなという印象を受けました。
僕自身が初めてのシェムリアップだったので、普段から比べるとかなり少ないのでしょうが、おそらく全く国に戻る気はない感じの旅行者で賑わっていたように感じました。
カンボジアからタイへの便はそこそこの乗客率
カンボジアからタイへの便は、タイ入国制限前日の3月21日に利用したこともあり、乗車率はそこそこ高かったように思います。
と言っても全体の6~7割程度の埋まり具合で、空席も目立っていました。
タイに無事到着した入国審査では、帰りのチケットの提示を求められて多くの方が足止めをくらっていました。
タイは従来であれば、帰りのチケットをチェックされることはほとんどありませんが、コロナの影響で緊急事態だから絶対に必要だと入国管理の職員さんも言ってました。
僕はカンボジアからタイのバンコクへ到着した後、乗り継ぎでチェンマイへ移動してきたのですが、国内線はかなりの乗車率だったように思います。
というのもバンコクでは3月22日より生活に最低限必要な施設(銀行・スーパー・コンビニなど)以外の施設がほとんど閉鎖となっています。これにより、実家や田舎へ帰る方の帰省ラッシュとなっていると考えられます。
※チェンマイでは同様の措置が3月23日より施行されます。
タイ国内での規制、現在の状況と今後の予測
タイ国内では上述したように、ほぼ外出禁止令に近い状態が3月22日から4月12日までの20日間に渡り、実施されることが決定しています。
では、この規制が本当に20日間で終了するのでしょうか?
僕自身、規制が4月12日で終了する可能性は、50%くらいの確率かなと考えています。
ただ、外国人への入国制限はほぼ30日間程度で解除されることはないだろうというのが予想です。
国内での規制は長引かせすぎると経済への影響が大きすぎることもあり、もしかしたら20日間で一旦終了するかもとは予想していますが、外国人への入国制限に関しては、かなり高確率で延長されるだろうなというのが予想です。
僕自身も、ビザ取得準備中ではありますが、ラオスに一度出国してしまうと現在の状況ではほぼ間違いなくタイに再入国出来なくなってしまうので、どうすべきかを検討中です。
さいごに:タイを含め海外では一気に緊張感が高まっており気の抜けない状況
本記事では、タイでビザランをした体験談と現在の状況・今後の予想をご紹介しました。
タイでは、このままいくと失業者が増え、治安が悪化するのではとの不安が広がっています。
僕自身の予想として、世界中でこれだけ異様な対応措置が取られているということは、何か公開されていない重大な問題があるんだろうなと推察しています。