客先常駐企業は偽装が得意?!就職・転職前に見分け方を確認しておこう!

エンジニアとして転職したいけど客先常駐企業は嫌だなぁ。

とりあえず自社開発や受託って求人に掲載されてるところを受けておけば問題ないでしょ。

こんにちはJun(@JunNomad)です。

IT業界では未経験・経験者問わず、転職が頻繁に行われている業界の1つです。

エンジニアとして転職したい人は多くても、客先常駐の働き方は避けたいなというのは良く聞く話です。

本記事では、エンジニアとして転職したいけれども客先常駐は避けたいと考えている方が、求人情報で企業を見分ける方法についてご紹介していきたいと思います。

客先常駐の見分け方!なぜ疑う必要があるの?


前提知識として、求人情報に自社開発・受託開発などと掲載されていても、入社してみれば90%以上が客先常駐の働き方だったなんてことも少なくありません。

客先常駐企業を避けたいのであれば、求人情報の曖昧な表現に気をつける必要があります。

自社開発・受託開発を求人に掲載すると宣伝効果が高いから

まず多くのエンジニアが客先常駐よりも自社開発・受託開発をメインとする企業に転職したいと考えるため、多くの求職者からの注目を集めることが可能となります。

例え1割でも自社開発・受託開発を実施しているのであれば、他の従業員が客先常駐として働いていたとしてもアピールポイントとして宣伝することは良くあることです。

こういった企業の場合、高い可能性で客先常駐プロジェクトへ参画させられることになるため、注意しておく必要があります。

一度でも開発実績があれば嘘ではないから

より過剰表現を行っているところでは、一度でも自社開発・受託開発の実績があれば、大々的な宣伝材料としてアピールしている企業も中には存在します。

こういった企業のサービスは一般に公開されていない限り、実際に面談などで尋ねてみるしか確認する術がありません。

実際に企業に問い合わせてみることや、エージェントを通して詳細を確認して現状を確認しておかないと、結局客先常駐エンジニアになってしまう可能性が高くなります。

客先常駐企業かは取引先企業でもある程度見分けることが可能


客先常駐企業かどうかは、企業の取引先を確認することである程度見分けることが可能です。

客先常駐企業は同業者の取引先が多い

IT業界の構造上、多重下請け構造が一般的となっています。

そのため、メーカーから直接受注している企業以外は、仕事の受注元・発注先が共に、開発会社となります。

もちろん、取引先企業からシステム開発の依頼を受けている可能性も考えられなくはありませんが、開発会社であれば自分達で作った方が早いため、客先常駐である可能性が高いと考えて問題ないでしょう。

開発組織を持っていないような企業が取引先なら可能性は下がる

開発組織を持っていないような企業が取引先であれば、自社開発や受託開発企業の可能性が高まると言えます。

具体的に表すのは難しいのですが、取引先企業の大半が開発をメインとする企業でない場合には、客先常駐をメインとする企業ではないと考えても良いかと思います。

もちろん客先常駐プロジェクトを引き受けている企業もありますので、どうしても客先常駐が嫌な場合には面談時などに確認が必要です。

客先常駐企業では就業先が明確化出来ない


客先常駐企業の場合、就業先がプロジェクトにより変更されるため、明確化することが出来ません。

求人情報には、勤務地の項目が掲載されているサイトやエージェントも多いため、チェック必須と言えます。

東京23区内などの指定はほとんど客先常駐企業

東京を例としてあげると、23区内などの表記になっている企業は間違いなく客先常駐企業です。

首都圏内などの表現も同様に、客先常駐企業と考えて問題ありません。

自社開発や受託開発企業であれば、弊社事務所やアドレスを明記して掲載しているケースが大半です。

自社以外に2箇所以上の指定がある場合には要注意

一方で、自社以外の所在地が掲載されている場合でも、客先常駐企業と決めつけるのは少し早いと言えます。

クライアントの中には、外部に情報を持ち出してもらいたくないため、クライアント企業内で作業をして欲しいという依頼を受けることも少なくありません。

客先常駐という働き方には変わりないかも知れませんが、こういった案件は客先常駐企業ではない、受託開発企業などでも引き受けている可能性があります。

ただし、多くても1~2社程度の所在地を掲載している企業でないと、客先常駐企業という可能性が上がってしまいます。

客先常駐企業かはエージェントに確認しても見分けられる?


客先常駐企業かどうかの判断は、エージェントに確認しても基本的には見分けることが可能です。

悪徳エージェントでなければ正しい情報を教えてくれる

エージェントの収益化の仕組みとして、求職者を企業が採用することで年収の何割かが手数料として支払われることで、収入を得ています。

企業が採用さえすれば手数料をもらえるのであれば、客先常駐企業を自社開発・受託開発と偽って紹介するエージェントも現れそうですが、何ヶ月以内に退職した場合には報酬が減額されるなどの規定があるため、基本的には信じて問題ありません。

ただし、中には悪徳エージェントも存在するため、事前に評判をチェックしておくことは大事です。

IT業界に強いエージェントを利用すれば確度は上がる

転職エージェントには、IT業界を専門に扱うエージェントもあれば、様々な業種を全般的に扱うエージェントも存在します。

もちろんIT業界に転職するのであればIT業界を専門に扱うエージェントの方がおすすめです。

代表的なエージェントとしては、【レバテックキャリア】や高収入・高単価に特化した【TechClipsエージェント】などが挙げられます。

さいごに:客先常駐企業を事前に見分けて無駄な面談は避けるべし


本記事では、客先常駐企業の見分け方について、抑えておきたいポイントをご紹介してきました。

自社開発・受託開発などと掲載されているだけでは、実態は客先常駐企業だったというようなケースも少なくありません。

無駄な面談を避けるためにも、今回ご紹介した内容やエージェントを利用して、ご自身の希望する働き方の企業に転職出来るようしっかりと判断していきましょう。

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