Amazon EC2上でMacが動かせるってニュース見たんだけどどういうこと？
こんにちはJun(@JunNomad)です。
2020年11月30日付AWS公式ブログにて、Amazon EC2上でMacインスタンスの提供を開始したとのニュースが発表されました。
今回のニュースの概要と周辺知識をまとめてご紹介していきたいと思います。
Amazon EC2のMacインスタンス対応
Amazon EC2上で提供されるMacインスタンスは、Mac miniのハードウェアとAWS EC2の基盤プラットフォームでもあるAWS Nitro Systemを組み合わせることにより実現されているそうです。
利用用途としては、「macOS」や「iOS」「iPadOS」などのアップル製プラットフォーム向けのXcodeアプリケーションで開発やテスト・パッケージ化を行うことが可能となります。
Macインスタンスのスペック
今回提供が開始されたAmazon EC2向けMacインスタンスのスペックは、インテル第8世代6コアのCore i7のCPUと32GiBメモリを搭載したマシンを利用出来ます。
インスタンス上ではmacOS 10.14(Mojave)とmacOS 10.15(Catalina)が実行可能。
アクセス方法としては、SSH接続やリモートデスクトップ(VNC)が利用可能です。
M1チップ搭載Mac mini対応は？
先日発売されたM1チップ搭載のMac mini対応は、2021年を予定していると合わせて発表が行われました。
既に対応が進められているそうで、2021年の前半にはリリースされるのではないかと予測出来ます。
提供リージョン
Macインスタンスの提供は、US East (N. Virginia), US East (Ohio), US West (Oregon), Europe (Ireland), Asia Pacific (Singapore)以上5つのリージョンにより提供が開始されているそうです。
料金体系
料金体系については、TechCrunch様の記事を参考に挙げさせて頂きます。
Macインスタンスを利用する場合、事前に24時間分の前払いが必要となるそうです。
1時間あたり$1.083(約113円)の利用料となり、24時間では$26(約2700円)の支払いが必要で、24時間以降は秒単位での従量課金制となるようです。
Amazon EC2 Macインスタンス情報 参考動画
今回のAmazon EC2 Macインスタンス提供開始に関連した参考動画をいくつか掲載しておきます。
サービス提供の経緯
Amazon Web Services公式youtubeチャンネルでは、Macインスタンス提供開始に到った経緯を2分程度の動画で紹介しています。
リリース概要
リリース情報の概要については、下記の動画が簡潔で分かりやすく紹介されています。
AWSクラウドサービスを学ぶなら
AWSクラウドサービスは続々と新サービスが登場しており、企業からの需要も高まる一方です。
一方で、AWSは独学で学ぶには少し難易度が高いと感じる方が多いのも事実です。
プログラミングスクールに関しても、多くがAWSに対応していませんが、一部AWSを専門に学べるスクールが存在します。
現状では「Raise Tech(レイズテック)」がAWSを学べるスクールとしては一択状態です。
興味のある方は下記の記事も合わせてご参照ください。
さいごに： Amazon EC2でMacインスタンスが提供されたことにより可能性が広がる
本記事では、Amazon EC2上でMacインスタンスの提供が開始されたニュースについてご紹介してきました。
実際のところ、すぐにAmazon EC2でMacを起動する必要があるという方は少ないと思います。
しかし、今回のMacインスタンス提供開始により、各種プラットフォーム上のアプリケーションをAWS上で動かせるようになったことを意味するため、今後の可能性については大きく広がったと考えるべきでしょう。
AWSサービスは今後ますます需要の拡大が期待されている分野ですので、興味のある方は今すぐ学習を開始することが将来の大きなチャンスを掴むきっかけになるかも知れません。
